バイクに楽しく乗る為に | |
バイクはきれいに保ちましょう 他人が見ても汚いバイクはバイクの乗りのイメージも悪くなり、バイク自体の不具合の原因にもなります 塗装面が汚いと錆び変色、塗装はげの原因になります @雨の後、ツーリングの後に水で流し簡単に汚れをふき取っておきましょう、後は時間を見つけて 丁寧に掃除、ワックスがけをしましょう [注]ホイール軸受け部のオイルシール、車体中上部の計器配線等には直接水がかからないように しましょう (1)燃料は走行後になるべく満タンにしておきましょう ガソリンが少ない状態で置いていると空気に触れている部分に結露(水滴)が出来て錆び、タンク 内に水黙りができる原因になります、 またツーリング、急な用事等で出かける場合に入ってないだけで時間のロス精神的にあわてて動く 事になり走り初めから精神状態が不安定になり事故転倒を引き起こします 余裕で出かけられるように帰り際の最後のスタンドで満タンにしておきましょう、ゆったりしてから燃 費計算も出来て、また一つ楽しみも出てきます (2)オイルは3000km毎に交換しましょう 3000km近辺まで走るとギアチェンジの際に入りずらかったり、動きが硬かったりと足に感じると思い ます、こういう兆候が出たらオイルの換え時です、感じるところではまず足に感じ、耳にエンジン音の 変化が聞こえてくるはずです、 見えない部分ではクランクシャフトの軸受け部メタルが汚れた異物によって異常磨耗を起こし、ピスト ンシリンダー部、ピストンリングなどにも汚れが付着して異常磨耗、圧縮漏れによる性能低下を引き起 こします、 人間で言えば血液が汚れて血管が細くなり病気の原因になると考えれば、オイルのメンテ ナンスが如何に大切か御理解頂けると思います (3)タイヤは命を載せている 二輪車の場合地面に接しているのは前輪、後輪のほんの小さい面積しか接地していません、この少 ない接地部分に貴方の命を預けているのです、それを考えると凄い事ですよね、たった少しの接地部 分を頼りにウンキロものスピードで走っているんです、 *装着してから1年を越しているタイヤ 普通に走る事は可能です ガッ 冷たい路面、濡れた路面、うっすらと細かい砂のかぶった路面、横断歩道等のペイント部など 大変危険です、急の付く運転コーナリングも不安がいっぱいで走らなければならず、せっかくの走る 楽しみがなくなってしまいます、早めに交換しましょう *ひび割れしているタイヤ これも上記と同じく、走れる事は走れますが適正なグリップ、トラクションは得られません、大変危険 です、速攻交換しましょう *偏磨耗しているタイヤ 偏磨耗は適正な空気圧の管理をしていないタイヤに起こります コーナーなんか攻めてないのに何故か真ん中よりサイドのほうが減っている、こんなタイヤに乗ってま せんか、このような状態で乗っているとバイクの走案性はもの凄く悪いはずです、押し歩きでも動きが 重く走ってもハンドルの操作が重くてコーナリングではふらつき、ハンドルが切れ込む(オーバーステ アー)になって乗っていても全然楽しくありません、さらにとっさの危険回避でも動きが鈍く避け切れま せん @タイヤの空気圧は少なくとも1ヶ月に1回のサイクルでチェック調整しましょう タイヤは走行中の熱により内部が膨張し(空気圧もあがります)、冷えると収縮してその繰り返しで 徐々に空気圧は下がっていきます、まめにチェックしましょう 燃費にも多大なる影響を及ぼします *サイドの減ったタイヤ これは主にある程度走れるライダーに向けてのアドバイスです 正常にサイドが減っていると言う事はコーナーもいっぱい楽しんだ証ですねぇ、でもねある程度サイ ドが減ってくると、そのバイクの正常な気持ち良い走案性は失われています、当然グリップ力も無くな ってベテラン(アベレージ速度が普通の人と違う)が故の大転倒、大事故に繋がり大変危険です、転 ばないにしてもサイドの減ったタイヤはハンドルの切り返しも重くなりオーバーステアーの原因を作って いてセスフステアーが効かず、常にハンドルに強い力を入れながらの、とてもコーナリングを楽しむという レベルから遠〜くはずれてしまい、ストレスの貯まるいや〜な走行を強いられます、コーナーに突っ込 んで行ってもバンキングが決まらず、グリップにも不安を持ちながら延々と1日走るのです、あぁ考えた だけでもイライラ、鬱憤が貯まる、 そう、気持ち良く交換して気持ちよく走りましょう @サイドの減ったタイヤでうまく走る走り方もありますが、タイヤがグリップする事が前提の走り方なの で、ここでは触れません、どうしても教えて欲しい方はお店に来て下さい (4)チェーン 汚れ、油切れのままで乗っていると回転時の熱でプレート、ローラー部が伸びて片伸びして 最悪、チェーンが外れて一瞬に後輪がロックして転倒する危険性があります @特に雨の走行後は油が飛びローラー部がピカピカになっているはずです、すぐにやるには水分も付 いているので、後日早いうちに汚れをざっと取りスタンドがあれば後輪を浮かして適正なチェーン調 整をして一旦エンジンをかけてギアをいれ後輪を回しチェーンを少し暖めてからスプロケットに接する 内側にチェーン専用のオイルをぬってあげましょう [注意]エンジンをかけて後輪を回しながらの油さしは大変危険です、 手で後輪を回しながら注油して下さい、最悪、指を切断しかねません (5)前後ブレーキ、心のブレーキ 事故、転倒、怖い思いをするのは正確に止まれないから起こる事です テクニックも必要ですが、その前の心のブレーキ、ブレーキシステムの機能はもっと大事です 心のブレーキは一歩引いた走りです、急いでいる時程いつもより周りが見えているか、自問しながら走 ればスピードも控えめになります、急ぎ過ぎて大切な命を無くさないように気楽に行きましょう ブレーキパッドの交換時期は早い人で3000〜5000km遅い人で10000〜20000kmで乗り方、使 用状況で千差万別です、走行状況に合わせた点検メンテナンスが必要です、 ブレーキ液の交換 *激しいブレーキングをしている人はブレーキパッド交換時に必ずブレーキ液も交換しましょう *10000km以上ブレーキパッドがもつ人でも最低でも2年車検時には必ず交換しましょう 特に長い間ブレーキパッドの交換をしていないキャリパー、マスターシリンダー等のピストン、シール 類はカス腐食、消耗、錆び等でダメージを受けています、ひどい場合はブレーキは機能しているのに シールが外に飛び出しているものもあり、イザという時にブレーキレバー握って圧がかかった時に耐 えられずブレーキ液が噴出しブレーキが利かなくなって大変危険です、長期交換していない人は特に 気をつけて下さい **昔、アメリカの宇宙船発射時に発射され飛びたってからシール不良による異常 燃焼で爆発して尊い命を失いましたよねぇ、そうならないようにしっかりメンテナンスしましょう @@正確に止まれれば事故はおきません@@ (6)電装類 安全に交通社会を生き抜く為に、相手への自分の位置、進行方向、発進、停止を伝える唯一の意思表 示の装置です、相手に伝わらなければ重大事故も免れません、しっかりチェックしましょう *ウインナカーの球は切れてませんか? どちらか切れていれば正常な周期で点滅しませんチェックしましょう *ヘッドライト、HI/LOW(上向き/下向き)切れてませんか? LOWが切れたりすると最悪HIビームで走行するしかなくなり対向車にまぶしい光を当てて相手の視 界を奪って大変危険な状況を生んでしまいます、 @@最悪HIビームで走る場合はヘッドライトレンズの半分を テープ等で塞ぎ対向車に閃光をあびせない様にしましょう *ブレーキランプはちゃんと点きますか?夜間球は? 自分の走行している位置、止まりますよ、という意思表示が、もし球が切れていたりすると後続車に伝わ らず、追突を誘発してしまいます ニュートラルの位置にしてエンジンをかけ、個別にフロントブレーキを握り点検、リアブレーキを踏み点検、 前後ブレーキを触らない状態で夜間球が点いているか点検してみましょう *バッテリー バッテリーの寿命は使用状況でさまざまです 普段、通勤、通学等で頻繁に使っている人ほど寿命は長く、長い人で4〜5年使用している方もいらっし ゃいます たまにしか乗らない、年間3000〜5000kmぐらいしか乗らない方は定期的に補充電をお勧めします 使用頻度の少ないバッテリーは自然放電で蓄える能力が低下していき、たとえば、ひどい場合は98% 貯められる能力があるのに60%ぐらいしか貯められなくなりだんだんとそれが低下していき、50%を割る とセルモーターも回らなくなってしまいます、寿命を延ばすのは貴方しだいです (7)車体、エンジンマウント 走行中は常に多大な力がフレーム、マウント部分にかかっています、規定トルクで締めてあっても、使用 状況で完璧に大丈夫という事はありません、定期的に増し締めをしましょう (8)マフラー 純正マフラーの場合、完全燃焼して出てくる水を抜く為に、マフラー(消音機)前部に水抜きの穴を設けて あります、これはマフラー内に水がたまり内部が腐食するのを防ぐ為の穴です、これが詰まったりすると 特にチョイノリしか乗らない場合、中に水が溜まったままになり内部が腐食していきます、乗らない人ほど 水抜き穴のチェックは必須です、 1回に走る距離が多い人は持続的にマフラー内が高温になり水分もなくなります、ガッ、一応定期的に 点検しておきましょう **走り始めの乗用車のマフラーから水蒸気が出て真っ白になってますよね、気をつけて出口を見ると 水がひたたり落ちています、一度気をつけて観察してみましょう (9)フロントフォーク フロントフォークのインナーチューブ(光っている部分)に汚れが付くとサスペンションが作動している間に 汚れがインナチューブとオイルシールの間に詰まって縦方向に傷をつけ長い溝が出来てしまいます、こ の溝からフロントフォークのオイルが漏れ、ひどい場合はオイルがブレーキシステムまで濡らしてブレー キが機能しなくなり追突、転倒の危険性が出てきます @特に雨の後の走行後はウエスで汚れをふき取っておきましょう、 インナーチューブは汚さない錆びさせないようにしましょう フォークオイル フォークオイル交換した事ありますか? 動き出したらエンジン同様に常に車体を安定させる為に一生懸命動いています、当然インナーチューブ とアウターチューブの上下作動でオイルも走行する毎に劣化していきます、 通常のツーリング使用で交換時期は10000〜12000kmで交換 スポーツライディング使用で遅くも8000km毎の交換をお勧めします 汚れたまま走行しているとメタル、ブッシングが異常磨耗してフォーク自体のガタ出てコーナリング中に フォークがぶれるチャタリングを起こしとても危険で楽しく走れません、またショックの吸収性も低下して 走る楽しみを奪われてしまいます (10)ケーブル類 クラッチケーブル、スロットルケーブル、付随してスロットルグリップの注油をしましょう クラッチケーブルは普段一番使っている部位です、油を差し調整するだけでやっていない人より、寿命 は2倍以上もちます、スロットルケーブルも同じです、スロットルグリップも12ヶ月毎、10000km毎に はずして見ましょう、カスカスに乾ききっているはずです、グリップの内側、ハンドル側をきれいに掃除し て油を塗布するだけで各段にスロットル操作がスムーズ&スピーディーになります、まるで急に乗り方 がうまくなったぐらいの感覚を味わえます 以上の事を踏まえ御自分の愛車の点検状況を把握して楽しく乗れるように準備して起きましょう 点検は6000km毎、6ヶ月毎に受けるようにしましょう 重度の症状にならないうちに定期的に点検を受けるようにしましょう カッコイイSAIGOより愛を込めて ☆☆ 整備点検のお問い合わせは車両をお持ちになって御相談して下さい 電話でのお問い合わせは現車を見ないと判断できませんのでお控え下さい 不動車の場合は別途御相談下さい
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